海外に行ったら、そこでしかできない特別な体験をしたい。
そういう人も多いはず。
台湾ではパイナップルケーキ作りの体験や、迪化街で飾り小皿の手作り体験ができるのをご存知ですか?
探せばもっといろいろあるのかもしれませんが、今回私は迪化街で小皿作りを体験してきました!
これが本当に楽しかったので、台北に行く方に是非お勧めしたい😊
大稻埕私立学校古民家金工工芸|台北迪化街小皿飾り手作りコース
大稲埕というのは現在の大同区で、台北でも古い市街地の1つ。この市街地の中に迪化街という商店街もあります。
そんなレトロな景色の残る迪化街で体験できるのがこの小皿作り。
体験コースは全部で3種類。
- 塾コース|鍛造銅板柿模様
- 私立コース|エナメル銅板
- 私立コース|鍛造と茶のたたきのルール
私が参加したのは、塾コース|鍛造銅板柿模様。
予約はKKdayでしました。
月初の予約のタイミングが少し難しいんですが、月の中頃から下旬あたりになると翌月1ヶ月分の予約スケジュールが出てきます。
教室
体験コースは展示室兼工房で、少人数制。
もし1人しか申し込みがなかった場合は、マンツーマンで体験できます。
英語か中国語になるのですが、講師の方はとても簡単な英語で話をしてくれたので、英語が苦手な私でも大丈夫でした。
そして写真を撮るのも大歓迎してくれて、テーブルの上に置く三脚なども準備してくれました。
エプロン・手袋も貸してくれるので、バウチャーを準備していくだけでOK!
準備物が必要ないのって、旅行ではとても嬉しいですよね。
わたしは1人だったので、マンツーマンでした。
でもベッタリではなく、個人で作業する時間が長いのでその間は講師の方は別の作業をしていたり。声をかければすぐに来てくれるし、伸び伸びと作業できました。
作業工程
わたしが選んだ模様は「柿如意銅板 大柿模様」。
どういう形で作っていくのかな?と疑問だったのですが、模様はすでに入っていました。
これですね、と渡された時の第一印象は「思ったよりも薄い・・」でした。薄めの銅板?と思ったんですが、大丈夫!出来上がったら薄いとか感じなかった!
まずはこの銅板の周りの角を取っていきます。
この台にのせて、やすりで周りの縁をなめらかに曲線に。
これも基準は無くて、自分が触ってこのくらいなら大丈夫かな?な程度でOK。ちゃんと講師の方も確認してくれます。
続いて、器の形に成型していきます。
縁の反り返り具合は自分の好みで。
木枠にはめて、自分がこれぐらいと望む位置をたたいて丸くしていくんですが、この力加減と均等に、そして位置を平行にというのが結構難しい・・。
最初は見本で試し叩き(?)をさせてくれます。
成型が終わったら、台の上に置いて平衡を確認します。
斜めになってたりするとカタカタ揺れるので、それを微調整。
この微調整は先生も手伝ってくださり、「この辺をもう少し」とアドバイスをくれます。
微調整が終わったら、次は希望者は文字入れができます。
わたしは自分の名前を入れました😊
文字以外にも♡や☆などの模様、犬の足跡もあり。
何度か銅板で打刻の練習をしたら、さあ本番!
入れたい場所&文字を決めたら、先生がペンで印を書いてくれます。
しかもきっちりと定規で間隔を測りながら印を書いてくれるんです。適当じゃない!
震える手で刻印をしたら
刻印を下部分を優しく叩いて少し平らにして、次は全体の磨き作業。
磨き方の方法なども教えてくれるし、手袋をしているので汚れる心配も無し。
ここでの磨きが最後の仕上がりにかかわってくるので、丁寧にでもピカピカに磨くことをお勧めします。でも磨きすぎにも注意ね。
最後は色付けです!色付けというか、銅板を変色させて味を出させるんです。
黄色い液体が出てきて何かと思ったら、先生が
「ただの温泉だからね!」と安心させてくれました(笑)
見てみると、ボトルには天然硫黄原液の文字が(笑)
この硫黄を溶かしたお湯に銅板を浸けると、少しずつ黒く変色します。
この写真の右上にある籠に銅板を入れて硫黄にちゃぷちゃぷと浸けたら、このくらいかな?という所で黄色いトレイのお水の中に入れて変色具合を見ます
もう少し色を濃くしたいなと思ったら、また硫黄に入水。それを繰り返して自分好みの色にしていきます。
そして最後に、水の中での磨き作業!
ここで表面の黒ずみを落としていくと、下から黒光りする素敵な器が現れるんです✨
出来上がったのがこちら!
(名前の部分はぼかしを入れています)
すてき!!これは本当にかっこいい!
こういう伝統的な柄だったりとか、文化性が感じられるものが好きな方にはぜひおすすめしたい。
作業前の銅板と並べてみるとこんな感じ。
雰囲気が全然違いますよね。
変色させたことで、彫りのところは更に深みが出たように感じます。
最後は先生が更に艶出しをしてくれました。
完成
わたしが参加した「塾コース|鍛造銅板柿模様」は約2時間のコース。
磨いたり形成したりする時間によって差はありますが、1時間~2時間で終わるかなと思います。私は1時間15分ぐらいでした。
最後は綺麗に箱詰めをしてくれ、さらには手提げ袋にも入れてくれました。
いや~、素敵すぎる。大満足😊
場所
場所はKKdayに詳しく書いてありますが、迪化街のど真ん中にあるというのも魅力の1つ。
教室に参加する前も、参加した後も、迪化街散策ができる。
メインストリートから曲がってすぐの位置にあるのですが、階段のこの看板が目印。
「Lijma」という看板もメインストリートから見えるので、比較的見つけやすいかと思います。
台湾旅行の記念にオススメ😊