こんにちは😊
さて。今回ご紹介するのは、益善洞(イクソンドン)を散歩した後にうってつけ!
仁寺洞(インサドン)からも近い、歴史あるソルロンタンのお店です。
ソルロンタンとは
ソルロンタンというと、有名なドラマ「華麗なる遺産」を思い浮かべる人も多いんじゃないでしょうか。このドラマで、主人公が働いていたのがソルロンタンのお店でした。
私はこのドラマで初めてソルロンタンのことを知ったのですが、ソルロンタン(설렁탕)とは、牛肉や牛の骨を長時間煮込んで作った乳白色のスープ料理です。
そのスープの中に、お肉や麺、ごはんが入っていたり、マンドゥが入っていたり。
スープの味はとても淡泊なので、テーブルに置いてあるネギや塩、コショウを足して、自分で味を調整します。
またソルロンタンと言えば欠かせないのが、カクテキ。大根のキムチです。
ソルロンタンを食べる時は、大きなカクテキをかじりながら食べるのが一般的なのだそうです。
私はこれを知らなかったので、大きなカクテキが出てきたとき、白菜のキムチと同じようにハサミで切っていいのかな~・・と、小さく切って食べていましたが、かじりながら食べるのよと韓国語の先生に教えてもらいました。
ミシュランガイド掲載店 里門ソルロンタン
素材の旨味がぎゅっと出たスープが大切なソルロンタン。
それと同時に、シンプルな味付けなのでお肉なども臭みがないかが重要になってきます。
今回私が行ったのは、なんと100年以上の歴史を持つソルロンタンの老舗。
里門ソルロンタン(이문설농탕イムンソルロンタン)
夜に伺ったのですが、看板と入り口の明かりが遠目にもよく目立ちます。
店内
看板と入り口だけを見ると小さなお店なのかな?と思って店内に入ると、奥が広くてびっくりしました。
奥の格子戸のところには、座敷もあります。
ツアーなどの団体予約も受け付けているそうです。
この時はまだ人が少なかったのですが、この後続々と地元の方たちが訪れてにぎやかな店内になりました。
以前の店舗は再開発のため移転を余儀なくされ、この地に移ってきたそうですが、トイレもとてもきれいに掃除されており、また店内も温かくて落ち着く雰囲気でした。
そしてこちらのお店、2018年と2019年のミシュランガイドにも掲載されたそうです!
メニュー
メニュー表がこちら。
何と素敵なメニュー表。
ハングルとそして日本語、中国語も少し書いてあります。
驚くのはその字のすばらしさ。筆で書いてあるのですが、どなたが書かれたのでしょう・・。
ハングルだけでなく、平仮名もカタカナも漢字もとても綺麗ですよね~。
このお店のメインはもちろん店名にもなっているソルロンタン。
綺麗な白いスープに、たくさんのお肉が入っていて驚きました。
お肉、こんなに入ってるものなんだ…。
お肉も、とても柔らかくて落ち着く味です。
そして、麺とご飯と、こちら。
このプルンとしたものがトガニ。
ソルロンタンにもトガニが入っていました。
トガニとは牛の軟骨のことです。
食べてみると、ゼリー状のコラーゲンを食べているかのような食感。
トガニ湯には、ゴルフボール大のトガニがゴロゴロと入っていました。
「特」というのは、具が大盛りになります。
そして私と友人がメニューを見たときから気になっていた、머리탕と 소머리 안주という文字。
머리(モリ)とは頭という意味。소(ソ)は牛。
留学時代の友人(シンガポール人)も、牛の頭って・・これは何だ…何が入ってるの…と気になっていたのですが、聞くこともできず。
帰国後に調べてみると、牛の頭のお肉だそうです。
そしてキムチ。
キムチがとても美味しかったです!!
写真では大きさが分かりにくいのですが、カクテキはやはり、大きい!
女性の方はソルロンタンを注文している人が多かったのですが、現地のおじさま方はみんな、トガニ湯を注文していました。トガニ湯も人気のようです。
お店への行き方
お店の最寄り駅は鍾閣駅。
3-1出口をでて、5分ぐらい歩いたところにあります。
この建物。
農協銀行(농협은행)の手前に細い道があります。
暗く細い道なので、夜はちょっと不安に思いますが、道の入り口に里門ソルロンタンの看板が出ています。
ここをまっすぐに行くと、目の前にお店が見えます!
朝は8時から営業しているので、朝ご飯にもおススメですよ~。胃がほっと安らぐ味です😊
【住所】
ソウル特別市 鍾路区 郵征局路 38-13
(서울특별시 종로구 우정국로 38-13)
【電話番号】
02-733-6526