こんにちは!
マチュピチュと聞くと、ペルーの世界遺産を思い浮かべますが・・最近は同じように高い場所にある遺跡だとか地域に対しても「〇〇のマチュピチュ」と呼んだりしますよね。
例えば日本のマチュピチュ、竹田城跡。
それと同じように韓国にも、「韓国のマチュピチュ」があるんです!街歩きがとても楽しい素敵な場所なので、ご紹介します😃
釜山「甘川文化村감천문화마을」とは
韓国のマチュピチュとして、韓国の人からもそして海外の旅行者からも人気の高い「甘川文化村」。カムチョンムヌヮマウルと発音します。
この甘川文化村とは、釜山の沙下という地区にある集落のことを指しています。
ここはもともと、朝鮮戦争で避難してきた方たちや太極道の信者たちが山肌に集落を作ったことが始まりだったそうです。当初はバラック小屋の集まりでしたが、2009年にマチュピチュプロジェクトと呼ばれる公共美術により、家屋を利用した町おこしが始まりました。
家々をカラフルな色で塗装し、随所にオブジェが置かれ、また壁に描かれたアートなどが話題を呼び、今では韓国でも人気の観光スポットとなっています。
アクセス
ではまず、甘川文化村への行き方から。
ツアーも出ていますが、タクシーや地下鉄を利用して行くこともできます。
でもタクシーは韓国語ができないとハードルが高いこともあるので、今回は地下鉄&バスを利用しての行き方をご紹介しますね。
地下鉄1号線 土城駅(토성역)6番出口から出ます。
6番出口には甘川文化村方面と書いてあります。矢印方向に向かって進んでください。
6番出口の階段はとてもカラフルで可愛い!!
ここからすでにテンションが上がります😃
6番出口を出たら、そのまま道なりに進むとすぐに交差点があります。
その交差点を右に曲がってください。
右に曲がると、このような景色になります。
この左手は釜山大学病院。この大学病院の入り口前を通り過ぎると、ちょうどのこの上の写真で人影が見えるところ。あの人がいるところの少し先に、バス停があります。
ここがそのバス停です。
このバス停からバスに乗ります。バスの番号は、
1-1番、2番、2-2番
以上3つのバスが、甘川文化村の入り口まで行きます。ここから甘川文化村までは距離としてはそんなに離れていないし、バス停から「あ、あそこにあるな」とカラフルな家々が見えるんですが・・これが!バスに乗っていてびっくり!
かなりの急こう配をくねくねと登っていくんです。これを歩いて登るのは大変そうなので・・私はバスをオススメします😉
バスに揺られること5分ちょっと。カムジョン小学校(감정초등학교)というところでバスを降ります。ほとんどの人がここでバスを降りるので、大丈夫かと。
バスを降りると目の前が、甘川文化村の入り口です!
見どころ① カラフルな家々
私が訪れた日はあいにくの雨だったのですが、それでもたくさんの人でにぎわっていました。
ここ甘川文化村での一番の見どころは、何と言ってもカラフルな家々が密集した風景!
このカラフルな家々は、チャガルチ駅や土城駅からでも見ることができるのですが、やはり目の前で見るとその色遣いに感動します。
ずっと遠くまで、山岸に立ち並ぶカラフルな家!
きっと晴れた日にはもっと色鮮やかで素敵なんでしょうね。道なりに歩いていると、ところどころに展望スポットがあるので、そこから一望することができます。
すぐ下を見ると、細い路地にカラフルな絵が描いてあったり、屋根の上にある水タンクの色までが風景に溶け込んでいます。
道沿いにはカフェなどの休憩スペースもたくさんあるので、ゆっくり景色を見ながら、街歩きを楽しめます😊
見どころ② 壁画
続いての見どころは、壁画。
これは街歩きをしているといたるところで目にすることができます。
バスを降りてまず目に入るのが、この景色。
キャラクターの絵が描いてあるところもあれば、近未来的な絵が描いてあるところもあったり、絵の種類も色々。
この細い路地の壁には本棚が描かれてました。
そして足元の階段に目を向けると、なにやら字が書いてあります。
壁の本棚つながりで、なんと階段には有名な本の名前が書いてあるんです!
HARRY POTTERとか😃ここで写真を撮っている人たちもたくさんいました✨
私の一押しがこちら。
狭い路地を歩いたその先にちょっとした空間があったのですが、そこに洗濯をする女性の姿や、大きな壺を背負った人、子どもをあやしている人の姿などが生き生きと描かれていました✨
ちょっと昔の、日常の一瞬を切り取ったかのような、そんな空間。
実際に石が積まれている部分もあれば、水汲みポンプも絵もあれば実物もあったり!ここで写真を撮ると、そのアートの中に溶け込んだ写真を撮ることができます✨
ここはメインの通りから1本入った場所にあるからか、人がいませんでした。
でもほんと、ここはとても素敵な場所!
見どころ③ オブジェ
続いての見どころは、立体的なオブジェたち。ここ甘川文化村にはたくさんのオブジェがあります。
壁画かオブジェか迷ったのですが・・まずこちら。
カラフルな魚の形をしたブロックが集合して、1匹の大きな魚になっているこの場所は、甘川文化村の紹介でもよく使われているので、見たことある方も多いと思います。
これはバスを降りて、メイン通りを歩いていると最初のほうで目にすることができます。
オブジェで一番人気は、「星の王子さま」。
ここは大人気の撮影スポットなので、常に行列ができています。
私はGWに行ったので、本当にびっくりするほどの大行列で…そっと後ろからこの写真を撮るだけで終わりました・・・。
この星の王子様のオブジェは、甘川文化村を紹介するうえでは欠かせない場所。ガイドブックにも必ずと言っていいほど載っている場所なので、ご存知の方も多いですよね、きっと。
目の前を遮るものがないので、ここからの景色はとても綺麗。
星の王子さまとの写真には興味がなくても、眼下に広がる景色をちょっと眺めてみてください😊
その他にも、壁の上をふと見上げると・・・
人の顔をした鳥のオブジェがあったりと、遊び心満載のアートあふれる街です。
まとめ
写真を撮るのも楽しいし、ただ散歩するだけでもとても楽しい甘川文化村。
釜山に行った際はぜひ訪れてみてください♪
坂道や階段が多いので、歩きやすい運動靴などで行くことをオススメします。
そして、狭い路地も壁画などで飾られたとても素敵な場所ですが、ここは今も人々が生活をしている場所です。
写真を撮るとき、路地を見て周るときは、騒ぎ立てたりせず、節度をわきまえて観光してくださいね。